化粧品メーカー様が、合理化と品質管理のバランスが取れる製造方法で製造コスト削減できたケース
キャッパー導入
コストカット
充填機導入
機能的
キャッパー導入
コストカット
充填機導入
機能的
化粧品メーカーのA社様は、自社ブランドの主力製品の大量生産・大量販売を続けてきました。しかし消費者のニーズが変わり、顧客の趣向に合った商品をこまめに開発し、販売につなげる体制への変化を余儀なくされてしまいます。その結果として課題となったのが「製造コストの上昇」です。
A社様ではバブル期に一部で製造の自動化を導入したものの、バブル後には装置の稼働が止まり、製造に関する作業の大半を手作業で行っていました。コンベア脇が多くの従業員であふれている状況を目の当たりにし、その製品の赤字を確信する機会も多かったと言います。化粧品の製造には、小ロットかつ多くのアイテムを用意する必要があり、アイテムごとの自動化を実現させるのはコスト面の問題で困難です。その一方で顧客からは品質要求の声が増え、合理化と品質管理のバランスが取れる製造方法を模索しておられました。
当社からは、どのように化粧品の充填機やキャップ締めを行うと効率化・低コスト化、そして消費者のニーズを満たせるのかご説明したうえで、交換部品を使わずに生産することの重要性をお伝えいたしました。そしてご提案したのは、100品種以上の充填量・速度・ノズル追従条件等を記憶できるボトル自動充填装置とキャッパーの導入です。
自動重点装置は「自立するボトル用」「自立しないボトル用」「回転を伴うボトル用」と3種類の導入をおすすめしました。いずれもコンパクトなため動線を遮ることがなく、交換部品のことも考えずに済む機器です。キャッパーとしておすすめしたSC-3シリーズは、従来キャッピングが困難であった転倒しやすい背の高いボトルや、重心の高いボトル、サンプルなどの不安定なボトルのキャッピングも可能な製品です。
各機器の導入により、手作業では予定生産数をこなせなかった製品の製造が可能になったことに加えて、1人あたりの生産性が格段に上がったと言います。また、ランニングコストを抑えることにより、それまで割いていた予算を品質管理用設備に回せているそうです。
また、現物合わせで位置決めができ、どんな製品もすぐに生産できる特徴について「化粧品メーカーにとってぴったり」とご評価いただいております。生産能力の向上により、商品検査にかける時間を多く確保でき、キズ・欠けからパッキンの浮きまでを納品前に見極められるようになった点にもご満足いただけました。
近年、販売される化粧品の多様化が進んでおり、社内生産以上の「コスト」「納品」「品質」を要求され頭を悩まされるメーカー様が後を絶ちません。A社様では、機器の導入後にこれらの課題に対し的確に対応しておられ、お客様のためにもっとも重要な品質管理も追及できているとお喜びいただいております。なお、生産性の向上に伴い包装作業が増えたとのことで、これを合理化する機器の導入もご検討いただいているところです。