小ロット多品種の時代、容器もいろいろな形が増えてきました。もちろん、消費者の目を引きついつい手を伸ばしてしまう「おしゃれ」で「かわいい」くて「高級そうな」デザイン性の高い容器の需要は高まってきています。でもちょっと待って!!その容器、キャッパーにかけられる?キャッパーでキャッピングする前に、どこに気をつけるべき?人間の感覚に勝るものはありません。手動では簡単にできても機械で簡単にできるとは限りません。容器が届いたらボトルとキャップをこれでもかと観察するところから始めましょう。まずは容器を手でさわってみて容器の特徴をつかみましょう。好条件でキャッピングするにはどこに気を付けて、どういった設定にする?
1.ネジ部の仕上がり状況チェック!

ボトルとキャプのネジ部を見てみてください。いろいろなスクリュー形状をしています。
キャップとボトルを左右の手でつかみ、軽くスルスルとパッキンが着座するまで締めてみる

硬くなった
緩くなった
ギギッと音がし、極端な負荷がかかっている
ネジ部の精度や形状がよくない?
キャップとボトルが同材質でカジリが発生?
容器の変形による負荷を最小限に
ネジ締め途中にかかる不要な負荷を減らす →目標の締め付けトルク:高め
2.キャップを上から押してみる(垂直方向の変形・押し圧の不要トルク)

キャップを上から押すだけで簡単に閉まりますか?押しただけで変形してしまうキャップもあります。キャップが変形してしまっては一定トルクでキャッピングしにくくなります。
キャップ上面を手のひらで押しながらキャップを占める


なめらかに閉まれば問題なし
硬かったり、違和感があればキャッパーのチャックの自重の影響でキャップが閉まらなくなる可能性があるので、チャックバランサーの設定に気を付ける
※注意する容器:ジャーボトル
キャップは回転とともに下がっていく
チャックが追従して下がらない →キャップとボトルは引き離す方向にトルクロスが発生!!
☆WISTのキャッパーにはチャックバランサー機能が搭載されています。チャックの重さ容器に伝えないので押し圧がなく、ネジ部に沿ってキャッピングできます。
3.キャップをつぶしてみる(水平方向の変形・キャップ変形の不要トルク)

キャップをキャッパーのチャックでつかんだ想定で、チャック圧でキャップが変形しないかの確認をします。キャップが変形してしまっては一定トルクでキャッピングしにくくなります。
キャップを指3点でつかみ、つぶしてみる


なめらかに閉まれば問題なし
硬かったり、違和感があればチャック部品は広い面でキャップに接触するように変更する
チャックは上面近くの変形しにくい場所をつかむようにする
※注意する容器:ジャーボトル、ポンプキャップボトル
変形を最小限に →チャック圧:弱く
チャック圧が弱く滑りやすい →目標締め付けトルク設定:低め
☆WISTキャッパーでは、キャップに対して全周方向から均等な力でつかむチャック部品をご用意しています。
4.ボトルをつぶしてみる(水平方向の変形・ボトル変形の不要トルク)

ボトルのかたさはどうですか?キャッパーのクランプでつかんだ想定で、ボトルクランプ圧でボトルが変形しないかどうかを確認します。キャップが変形しなかったとしても、ボトルが変形してしまっては一定トルクでキャッピングしにくくなります。
ボトルを指2点でつかみ、つぶしてみる

つぶしたままキャップをしめる

なめらかに閉まれば問題なし
硬かったり、違和感があればクランプ部品は広い面でボトルに接触するように変更する
クランプは下面近くの変形しにくい場所をつかむようにする
※注意する容器:ジャーボトル、二重構造のジャーボトル
変形を最小限に →ボトルクランプ圧:弱く
クランプ圧が弱く滑りやすい →目標締め付けトルク設定:低め
ボトルクランプストロークストッパーを併用 →強く浅くクランプする
☆WISTのキャッパーでは、ボトルに対して広い面積で均等な力でクランプするクランプ部品をご用意しています。
5.塗装・金ピカ・銀ピカのもの

デザイン性の高い容器、キズがつかないか?
特に生産現場ではデザインされたキャップが多い(表面処理・塗装・蒸着金銀コーティング)

チャック・クランプ部品は広い面でキャップ・ボトルに接触するように変更し、キズがつきにくくする
☆WISTのキャッパーでは、キズはつきにくいが把持力は保持するチャック・クランプ部品をご用意しています。
6.異物混入の可能性

①キャップを開けたり閉めたりして、スクリュー部分がズリズリしないか?
②粉が落ちないか?

粉が落ちる容器であれば、キャッピング後の異物混入につながってしまう…
高回転速度でキャッピングすると粉が出やすい。特にジャー容器は注意!!
7.【結論】容器が届いたら・・・

とにかく容器をさわってみる!! すべてはそこから!!
いかに不要トルクの発生を防ぐか?
・適切なチャック・クランプ部品を選定する
・適切なチャックバランサーを設定する
・適切なトルクを設定する
品種が多いので、誰が切り品種替えをおこなっても再現性があること!!

▼「締める」機能が搭載された製品を「キャッパー」「打栓機」「仮締め機」として販売しております。容器の蓋をする、栓をするなど、用途に合わせた閉塞ができます。
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